あいちトリエンナーレ2019の楽しみ方!モデルコース・回り方まとめ

3年に一度、愛知県で開催される最大級の現代アートの祭典・あいちトリエンナーレ。

大規模で見どころ満載の美術展覧会ですが

「作品が多すぎて見どころが分からない」

「どのルートが良いのか分からない」

「近くのグルメが知りたい」

という方も多いのではないでしょうか。

ここでは、あいちトリエンナーレの楽しみ方やおすすめグルメ

さらにモデルコースや見どころ作品を一挙紹介します!

「あいちトリエンナーレ 2019」概要

日程・会場

  • 開催日:2019年8月1日(木)~10月14日(月・祝)
  • テーマ:情の時代 Taming Y/Our Passion
  • 会場:愛知県芸術文化センター(名古屋市中区)
    名古屋市美術館(名古屋市中区)
    四間道・円頓寺商店街・円頓寺本町商店街(名古屋市西区)
    豊田市美術館・豊田市駅周辺(愛知県豊田市)
  • 駐車場・アクセス方法の詳細↓
    あいちトリエンナーレ2019の会場別おすすめ駐車場とアクセス方法!

チケット情報

「あいちトリエンナーレ2019」では「1DAYパス」「フリーパス」の2種類が用意されています。それぞれの価格は下記のとおりです。

【国際現代美術展・映像プログラム】

  • 1DAYパス(会期中販売券8/1~10/14)
    ・一般 1600円
    ・大学生 1200円
    ・高校生 600円
  • フリーパス(会期中販売券8/1~10/14)
    ・一般 3000円
    ・大学生 2300円
    ・高校生 1100円
  • クリムト展セット券(豊田会場限定)
    ・大学生以上 2000円
  • 中学生以下は無料
  • チケット情報詳細や購入はこちら

1DAYパスは一般1600円ですが、当日中なら各会場何回でも観覧できます。

筆者がオススメしたいのは、フリーパス!

一般は3,000円で購入でき、会期中は各会場何回でも観に行けるのでお得ですよね。

フリーパス購入特典として、おりじなる手ぬぐいもプレゼント。

「ここの会場も行ってみたいな」
「この作品をもっとゆっくりみたいな」

という時には、1DAYパスからフリーパスへのアップグレードも可能です。

チケットは

  • 国際現代美術展会場チケット販売窓口(チケット販売・実券引換・手ぬぐいお渡し)
    ・愛知芸術文化センター10階
    ・名古屋市美術館1階
    ・ふれあい館えんどうじ(四間道・円頓寺)
    ・豊田市美術館1階及び2階(#)
    ・名鉄豊田市駅下インフォメーション(#)
  • その他の販売場所
    ・愛知芸術文化センター内プレイガイドなど県内主要プレイガイド
    ・コンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソン)(#)

にて販売中です。

そして「豊田市美術館」では19世紀末から20世紀にかけてウィーンで活躍したグスタフ・クリムトの展覧会も開催中。

クリムトの作品は美術の教科書の表紙になるなど、ご覧になった事のあるかたも多いのではないでしょうか?

クリムトの作品が常時展示されているのは、日本国内でも5つの美術館のみ、油彩が展示されているのは愛知県美術館と豊田市美術館のみなでのす。

「あいちトリエンナーレ2019」と一緒に、「クリムト」の絵画を実際に観られるのはかなり貴重です!

「あいちトリエンナーレ 2019」のテーマ・芸術監督について

2010年に第1回目の「あいちトリエンナーレ2010~都市の祝祭~」が開催され、今年で4回目となる同イベント。

今回のテーマは「情の時代 Taming Y/Our Passion」。

芸術監督はジャーナリスト/メディア・アクティティビストの津田大介氏が務めます。

2018年ある大学の入試で、女性が不利になる点数操作がされていたと報じられましたが、美術の世界でもさまざまな男女比の偏りがあると言われています。

今回の「あいちトリエンナーレ2019」では開催前より参加作家のジェンダーバランス(男女比率)をほぼ同じにすることで、美術界では大きな話題となりました。

この男女平等の観点だけではなく、今回は

「世界が感情に振り回されているのではないか」

そして

「その環状は情報によって煽られているのではないか」

という考えから、「感情」「情報」「情け」の意味を持つ「情」を掘り下げた「情の時代」というテーマとなっています。

今回は、国内外から80組以上のアーティストが出展。

国際現代美術展のほか、映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラムなど、様々な表現を横断する、最先端の芸術作品が紹介されています。

あいちトリエンナーレの見どころ作品一覧!

「あいちトリエンナーレ2019」では国際現代美術展のほか

映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラムなど、最先端の芸術作品が紹介されています。

ここでは、代表的な作品をいくつかご紹介していきますね。

国際芸術展

国際芸術展では、国内外66組のアーティスト・団体の作品を展示し、最先端の現代美術を紹介しています。

以下、その中の2つの作品をピックアップして紹介します。

【ウーゴ・ロンディノーネ/「孤独のボキャブラリー」(愛知県美術館/愛知芸術文化センター10階・作品No.A06)】

まるで生きているかのようなピエロの彫刻45体が寝たり、座ったり、考えたり…。

一人の人間が24時間のうちに行う45の孤独なふるまいを示しているのだそう。

一見ちょっと怖そうなこの作品ですが、ピエロたちのカラフルな衣装やほのぼのとした佇まいで、部屋の中に入り実際に彫刻の隣で、 座ったり、考えたりして記念写真と撮るのが人気です。

【モニカ・メイヤー/「The Clothesline」 (名古屋市美術館・作品No.N04)】

「女性として差別されていると感じたことはありますか? それはどのようなものですか?」

「あなたや、あなたの身近でセクハラ・性暴力がありましたか? それはどのようなものでしたか?」

「セクハラ・性暴力を無くすために何をしましたか? これから、何をしますか?」

「これまでに受けたセクハラ・性暴力に対して本当はどうしたかったですか?」

「あいちトリエンナーレ2019」に先駆けて、6月に開催されたワークショップ で制作された上記のような4つの問いかけに寄せられた回答が、洗濯ばさみで留められています。

鮮やかなピンク色が目を引くこちらの展示では、様々な人が匿名で記したコメントを読むことができます。

また、テーブルの上に用意されたカードの質問に、来場者は誰でも回答し、自分の回答を作品に足していくことができます。

音楽プログラム

音楽プログラムとして人気アーティスト「サカナクション」が8/7~11まで愛知芸術文化センターでライブパフォーマンスを披露。

人気歌謡ボーカルグループの「純烈」も9/15(日)9/16(月・祝)にパフォーマンス予定です。

9/14(土)愛知芸術文化センター内の3つのステージでフェスイベントも開催されます。

出演アーティストは「和田彩花」「神聖かまってちゃん」他、全14組。

円頓寺商店街「円頓寺駐車場」では開催期間の木・金・土・日に様々なパフォーマンスも。

9/6(金)には奇妙礼太郎、最終日の10/11(金)は七尾旅人が出演します。

円頓寺商店街のノスタルジックな雰囲気と音楽の融合も非常に楽しみですね。

こちらの開催時間は19:00~で入場料は無料なので、お仕事帰りにフラっと寄れる、そんな音楽イベントです。

パフォーミングアーツ

【劇団うりんこ+三浦基+クワクボリョウタ「幸福はだれにくる」(9/21・22豊田市民文化会館・作品No.T60)】

演劇や舞踊等を通して表現される「パフォーミングアーツ」。

名古屋市を中心に活躍する児童・青少年向け劇団うりんこが、演劇を披露。

音楽に、三浦基美術にメディアアーティストのクワクボリョウタ氏を迎え、通常の児童向け演劇とはひと味違う、音楽と光と影を駆使した幻想的な舞台となっています。

入場は1DAY・フリーパスの他にチケットが必要ですが、未就学児は膝上観劇は無料。

一般2500円・U18チケットも1000円なので、お子様との鑑賞にもオススメです。

一部未就学児入場NGや託児サービス有の作品もありますので、ぜひオフィシャルサイトをチェックしてみてくださいね。

映像

【広瀬奈々子「夜明け」(愛知芸術文化センター アートスペースA(12F)・作品No.A85)】

「あいちトリエンナーレ2019」では映像作品も多く出品されています。

広瀬奈々子氏の「夜明け」では俳優小林薫・柳楽優弥が出演し、荒涼とした地方都市を舞台とし、家族や師弟関係といった「絆」のもつ光と闇の両面を照らす作品です。

この他にも、「レニ・リーフェンシュタール『美の祭典』(「オリンピア」第一部・第二部)」では、1936年にナチス政権下のドイツで開催された夏季オリンピックベルリン大会の公式記録映画「オリンピア」が二部構成で上映されます。

この映画ではオリンピック史上、初めて実施された聖火リレーや開会式、各種陸上競技が映されます。

スポーツを壮大に表現表現するための、大かがりな移動撮影や高速度撮影など、当時先端的の映像表現が使用されたこの映画は、映画史上に残るスポーツ映画の金字塔とも言える作品となっています。

また監督のリーフェンシュタールのフィルムを反転させた現像方法等美的表現にも注目です。

社会問題を映像化した作品も多く、お子様には刺激が強すぎる作品もあります。

オフィシャルサイトの作品概要等を参考にしてみてくださいね。

ラーニング

【アート・プレイグラウンド あそぶ(愛知県美術館ギャラリー8F・作品No.A40b)】

参加型展示の「ラーニング」は大人も子供もアートに触れる体験ができる催しです。

アート・プレイグラウンドは、あいちトリエンナーレ2019で初めて設置された、来場者の創造性を発揮出来るスペースです。

「あそぶ」「はなす」「つくる」「もてなす」「しらせる」という5つのテーマで、5ヶ所の展示会場が設置されています。

こちらの「あそぶ」では、建築家の遠藤幹子氏・アーティスト日比野克彦氏とともにダンボールの造形を研究してきた愛知県内の小学生「ダンボール研究会(通称ダン研)」のメンバーが中心となって、使い方の決まっていない遊具などをつくっています。

来場者のアイデアで変形・拡張されていく自由に遊べる公園です。

1DAY・フリーパスは不要の無料スペースで、室内は大人もわくわくするダンボールの遊び場という雰囲気!

迷路や滑り台等があり、混雑時には整理券が配布されますので、オフィシャルサイトでぜひご確認くださいね。

あいちトリエンナーレのモデルコース・グルメ

「あいちトリエンナーレ2019」会場は、大きく2つにわかれています。

名古屋市の愛知芸術文化センター・名古屋市美術館と円頓寺商店街・四家道です。

三河地区の豊田市美術館・豊田市駅周辺ですが、一番大きな会場である愛知芸術文化センターと豊田市美術館は電車だと1時間15分程かかり、車でも40分程度かかります。

移動距離も考えると1日ですべて観るのは難しいでしょう。

いろんな作品を観賞をゆっくりしていきたい、という方にはフリーパスでゆっくり周るのがオススメです。

ここでは、オススメコースとランチスポットを

「名古屋市内編」と「豊田市編」に分けてご紹介します

「名古屋市内編」で紹介するモデルコースは

❶名古屋市美術館→❷ランチ→❸愛知芸術文化センター→❹円頓寺商店街・四家道

「豊田市編」で紹介するモデルコースは

❺豊田市美術館→❻豊田市駅周辺

となっています。

それぞれ、以下に詳しく紹介していきます。

名古屋市内の回り方

公共交通機関を利用予定の方は、最初に名古屋市営地下鉄の1日乗車券やドニチエコきっぷを購入しておきましょう。

1日600円~850円で地下鉄が乗り放題です。

❶名古屋市美術館

名古屋市美術館は朝から非常に混雑するため、午前中に観覧しておくと良いでしょう。

名古屋市美術館から愛知芸術文化センターは徒歩で20分程度ですが、道中飲食店や雑貨店、百貨店も多いので歩いていても、飽きませんしランチスポットもたくさん。

❷ランチ

ランチにオススメなのは名古屋市美術館の北側にある「御園座タワー」1Fの「御園小町」。

「名古屋の食のテーマパーク」と言われており、遠方から来場予定の方はココで名古屋グルメを味わうのがオススメです。

ここではひつまぶしの店舗の他、歌舞伎の休憩中に食される幕の内弁当やお土産物も売られており、イートインスペースもあります。

また、朝8:00から営業しているので、名古屋市美術館の開館時間までモーニングというのもいいですね♪

御園座で公演がある日は混雑しますが、それ以外の日はランチタイム以外は比較的空いています。

HPで「弁当予約」や「座席予約」のありがたいサービスも!

【店舗情報】

  • 御園小町
  • 住所:愛知県名古屋市中区栄1丁目6番15号 御園座タワー1階
  • 電話:052-218-5490
  • 営業時間:8:00~22:00
  • HP:https://misonokomachi.jp/

❸愛知芸術文化センター

愛知芸術文化センターはB2Fから12Fまで作品展示がありますが、メインは8Fと10Fです。

サクッと観賞すれば所要時間は2時間程度、ゆったり観たいという方には途中栄地区でコーヒータイムを挟むのもオススメ。

1DAYパスは当日何度でも出入りできますので、こういった楽しみ方もできますよね。

愛知芸術文化センター内には飲食店が4店舗入っており、お隣の「オアシス21」にも「カフェドクリエ」等が出店しています。

こちらは平日休日ともにカフェタイムは混雑するので、少し足を延ばして地下街で休憩しましょう♪

「セントラルパーク地下街」にある「OSLO CAFFEE」がオススメ。

愛知県芸術文化センターからは、徒歩約7分。

コーヒーのドリップ方法がハンドドリップとエアロプレスの2種類で、それぞれ違う味が楽しめます。レトロな空間にソファ席もあるので、ゆったり過ごすことが出来ますよ。

【店舗情報】

  • OSLO COFFEE(オスロコーヒー)
  • 住所:愛知県名古屋市中区錦3-15-13先 セントラルパーク地下街
  • 電話:052-265-5370
  • 営業時間:10:00~21:30
  • HP:https://www.oslo-coffee.com/

❹円頓寺商店街・四家道

円頓寺商店街・四家道に向かうには、無料のシャトルバスが運行しています。毎時00分・30分の2本が発着しているので、これに乗って移動するのがオススメです。

運行時間は12:00~18:00なのでご注意下さいね。

「円頓寺商店街・四家道」では、芸術監督の津田大介氏が「訪れた人に食事も楽しんでもらえるように」と言って、同会場だけ閉館時間が20:00と遅めに設定されています。

筆者個人的に「円頓寺商店街」のレトロな雰囲気と「四家道」の古い町並みが大好きなので、ぜひゆっくりご覧頂きたいスポットです。

作品鑑賞後は「円頓寺駐車場」でデイリーライブを楽しむも良いですね。

円頓寺商店街の飲食店は17:00からオープンするお店も多いので、ぜひ円頓寺商店街でお食事も楽しんでいただきたいです。

オススメなお店が「くりさん」。

場所は円頓寺商店街の中で、四家道からも徒歩5分程。

江戸時代からの古民家を改築した、創作ビストロのお店です。

外観は大人の隠れ家のような和食屋さんのような感じですがフレンチ出身のシェフが作る料理は絶品でボリュームがあるのに、料理・お酒ともにリーズナブルな価格設定。

落ち着いた雰囲気のこちらのお店で、アートの話をするのもいいですね。

【店舗情報】

  • くりさん
  • 住所:愛知県名古屋市西区那古野1-2-16
  • 電話:052-551-3073
  • 営業時間:火~土曜 17:00~24:00(LO)
    日曜 17:00~23:00(LO)
    月曜定休
  • HP:https://www.kurisan22.com/

豊田市内の回り方

❺豊田市美術館

2日目の朝から行く先は「豊田市美術館」。

最寄りの「豊田市駅」「新豊田駅」から徒歩15分程度です。

開催期間中は、「新豊田駅」⇔「豊田市美術館」を結ぶシャトルバスが運行されています。

運賃は1人200円(未就学児無料)。

新豊田駅発は毎時15分と45分の2本。

豊田市美術館発は毎時00分30分の2本。

シャトルバスの時刻表はこちら

豊田市美術館周辺は坂道も多いので、徒歩の場合は歩きやすい靴で!

❻豊田市駅周辺

「豊田市駅」のお隣「新豊田駅」でシャトルバスを降りたら、豊田市駅周辺の6カ所を観てみましょう。

この6カ所は「豊田市駅」と「新豊田駅」の間に位置しており、どのような順番で周っても良いのですが

「豊田市駅下」→「豊田市民ギャラリー」→「シティプラザ」→「新とよパーク」の順で

豊田市駅から新豊田市駅に向かうルートで周ると

あとの2カ所「喜楽亭」・「旧豊田東高等学校」まで最短距離で辿り着けます。

「喜楽亭」・「旧豊田東高等学校」は「新豊田駅」から徒歩10分程度です。

1カ所あたりの作品数は1~4点なので、1~2時間程度で周れると思います。

豊田市駅周辺のオススメランチスポットは豊田市駅から徒歩3分の「ブルシット(Bullshit)」。

ここの生パスタは絶品で、豊田市駅周辺の人気店の一つです。

【店舗情報】

  • 住所:愛知県豊田市西町1-80 西町ドリームマンション1F西側
  • 電話:0565-77-4175
  • 営業時間:ランチ11:00~14:00 ディナー18:00~23:00(金・土のみ2:00まで)
  • 日曜定休
  • HP:https://bullshit-italian-restaurant.business.site/

あいちトリエンナーレの感想

最後に、実際に「あいちトリエンナーレ2019」に来場した方々の感想をツイッターからピックアップしてご紹介します。

来場した方々は口を揃えて

「楽しかった」

と言っていますね。

開催当初より企画展がニュースで取り上げられた「あいちトリエンナーレ2019」。

今回は子供も楽しめるイベントや、現代アートと音楽や演劇の融合で、より楽しみやすくなっています。

「情の時代」という難しいテーマではありますが、現代美術や映像音楽、町並みを楽しむ、アートを身近に感じられる全国的にも珍しいイベントです。

今年の秋は芸術に触れてみてはいかがでしょうか。

 

※アイキャッチ画像はあいちトリエンナーレ2019より引用